これまで多くの顧客の方に靴をお作りして参りましたが、職人と顧客の関係性は表に出る事はありませんでした。KHに興味はあるけれども不安に思われている方、より情報を知りたい方々のためになればと顧客の皆様のご感想を掲載することにしました。顧客の皆様の想いが伝われば、そしてオーダーのご参考になれば幸いです。今後不定期に更新致します。
男性
オーダーさせて頂いた靴を履いて、はじめて靴が足にあう、フィットする ということはどういうことなのか、という感覚を身をもって知ることができました。 私の足のクセ(内側に倒れやすい)に合わせて適切にサポートする靴を造って頂いているので、靴を長時間履いて立ち歩きが必要が必要な時は、本当にスニーカーより履いていて楽です。 ビスポークは「bespoke」、顧客と職人がよく話すというところからきているといいますが、話す以上に私の足のことを見て造って頂いていると思います。
女性
足幅が狭く、パターンオーダーにも限界を感じてオーダーし、現在4足目の完成待ちです。
リピートしている理由、足に合う靴・好みのデザインというのは勿論のこと…
顔が見える買い物。
上手く言語化出来なくても根気よく丁寧にカウンセリングしてくれる。
(初回訪問の帰り道、靴の完成もまだなのに話を聞いて貰っただけで凄く救われた気分になった。)
希望に対して、出来る・出来るけどお勧めではない・出来るけど必要性はない・出来ない、それらをきちんと説明してくれる。
(既製靴用フットベッドを依頼した時、型を取って作成するのではなく靴に元々入っていたインソールを調整する方法を提案してくれました)
完成した靴に対しての意見を伝えやすい。相談しやすい。
(体重の増減等で足が変わるので重要。我の強い店、意思疎通が図れない店だと伝えるのを諦めてしまう)
オーダーの過程が楽しい。
工房での時間が楽しくて何かと理由をつけて工房を訪ねてしまいます。
(オーダーとか修理とかオーダーとか…)
何時も長居してしまってサービス料お支払いしたいくらいです。
男性
橋本さんとその靴について、お伝えしたいことが三つあります。
まず、たいへん誠実で真摯なそのお人柄です。橋本さんは気さくに話をしながらこちらの目的や要望を巧みに引き出し、それを踏まえたアイデアを示してくれます。製法やデザインはもちろん、費用や納期の相談も親身に聞いていただけますし、場合によっては「無理にオーダーしなくても」と、違う形の提案もして下さいます。そこには売らんかなの発想や独善的な姿勢は一切ありません。顧客の目的や要望を第一に考えてくださる姿勢は、とても頼りがいがあります。
次に、足の分析の徹底ぶりです。橋本さんは寸法測定や足形取りに加えて、手のひらで足の感触を確かめたり、立ち方歩き方の特徴を観察したりします。そして足の組成や構造、整形靴などについての広範な知識を踏まえて、足の特徴を指摘してくれます。たとえば私の場合は、足幅の細さに加えて、男性には珍しい柔らかさが特徴でした。歩いて体重がかかるだけで形が大きく歪むため、寸法だけから靴を作ったり選んだりすると痛みを伴いがちになるのだそうです。自分の足のことだというのに、そんなことは全然知りませんでした。このように多角的に足を分析していただければ、より足に合った快適な靴を作っていただけます。加えて、自分の足についての正しい知識を学べたことで、既成靴選びで気を付けるべき点も分かるようになりました。
最後に、完成した靴の素晴らしさです。希望通りのデザインもさることながら、自分の足に本当にフィットした靴の、かけがえのなさを実感できます。最初の足入れの時には、まるで足が靴に包み込まれたようで、違和感さえ覚えるほどでした。履いて街を歩く度に、背筋が少し伸びるような、誇らしい思いにさせてくれます。
ぜひ一度工房を訪れて、橋本さんとお話をしてみてください。素敵な靴との出会いが、あなたを待っていることと思います。
女性
私が橋本さんを”発見”したのはX(twitter)を何気なく見ていた時でした。えっ、ちょっと待ってこの方は!?と思わず指が震えました。トランクショーのお知らせでした。どぎどきしながらDMでご連絡した時はもう遅かったようで、また次回お願いしますとおっしゃる橋本さんに、あの、予約とか、、ととりすがるも、またツイッターで連絡しますからとつれない橋本さんでした。 わたしはその3年前からひどい線維筋痛症の症状で苦しんでいました。その一つの足底面のひどい痛みでそれまで持っていた靴が一才履けなくなり、クロックスとUGGブーツだけで過ごしていました。でも症状がだいぶ落ち着いてきてそろそろちゃんとした靴を履きたいと思っていたタイミングでした。デパートで見ても年配用のウォーキングシューズばかり。それでもやはり足底が痛い、これはどうしたものかと悩んでいたのです。そこに橋本さんがピシャリとハマったのです。ただのオーダーシューズじゃない。整形外科にも明るい靴職人さん!なんとありがたい!! まあそんなわけでご縁がはじまり、今は一年中橋本さんの靴で過ごしています。 橋本さんの靴は、一言で言って「痛くない!」。線維筋痛症の症状で敏感になっている私の足底でも大丈夫だったのです。その上、おろした時から靴擦れしない!これは私には驚きでした。私は子供のころから靴というものは履きはじめは靴擦れするものだと思っていました。なんならあらかじめ絆創膏を貼って備えていました。でもそれは私の足の形ゆえだったようで、それを踏まえて作ってくださるので靴擦れしないのです。 そしてこれは私だけかもしれませんが、お手入れが楽。実はほとんどお手入れしません。帰ってきてブラシをかける程度です(ごめんなさい、橋本さん)。それを踵の張り替えの時にお送りして、お手入れしてて戻ってきたのをまた履くだけ。 そしてそして橋本さんの作る靴はおしゃれ!色や形やわがままも聞いてくださる。 本当にあの時Twitterでの出会いがなかったらと思うと、恐ろしいです。 多分一生お世話になると思うので、橋本さんにはただただお体を大切にしていただきたいと願う今日この頃です。 いつもありがとうございます。そしてこれからもどうぞ宜しくお願いいたします。